新型コロナウイルスの感染が拡大しています。
その影響は大きく、自粛ムード漂い繁華街も人手が少なく、観光客も激減し宿泊施設も倒産しています。

日本は島国でありながら、新型コロナウイルスの国内侵入を許してしまったわけです。
いわゆる水際作戦の失敗ですね。

国は「不要不急の集まり」を避けるよう呼びかけています。

かからずうつさず自己管理せよということですね。
自宅内に閉じこもって、人との接触を避けて、早期の終息を祈るばかりです。

どうも国の対策は後手後手になっているようです。

政府専門家会議は「これから1~2週間が急速な拡大か終息かかの瀬戸際」との見解を出しています。

そのような非常に厳しい状況の中、国内プロスポーツ界でサッカー、プロ野球、大相撲が苦渋の決断をしています。
数千~数万人の観客を集めるプロスポーツイベントが相次いで中止されると社会全体に委縮効果を与えることも懸念されます。

ネット上に公開されているプロスポーツの中止情報などをまとめてみました。

新型コロナウイルス肺炎感染拡大状況

25日には、徳島県でクルーズ船から下船し発熱などの症状のないた女性1人の感染が確認されたほか、長野県では初の感染が確認され、北海道、愛知県、熊本県と新たに11人の感染が確認されています。

26日午前0時現在のNHK集計によると、これまでに国内で感染が確認された人は、
▽日本で感染した人や中国からの旅行者などが157人、
▽クルーズ船の乗客乗員が691人、
▽チャーター機で帰国した人が14人の、あわせて862人となっています。

日本で感染した人や中国からの旅行者など157人のうち、
▽北海道は35人、
▽東京都は32人、
▽愛知県は20人、
▽神奈川県は17人、
▽和歌山県は13人、
▽千葉県は10人、
▽熊本県は5人、
▽石川県は4人、
▽沖縄県は3人、
▽京都府は2人、
▽福岡県は2人、
▽栃木県は1人、
▽埼玉県は1人、
▽長野県は1人、
▽三重県は1人、
▽大阪府は1人、
▽奈良県は1人、
▽徳島県は1人、
▽それに厚生労働省の職員や検疫官などが7人です。

感染が拡大しています。

プロスポーツの中止情報など

日本国内で主要なプロスポーツの興行が新型コロナウイルスを原因として中止するのは初めてのことです。

サッカー

Jリーグ

3月15日までに予定していたJ1、J2など全公式戦計94試合を中止し、開催の延期を行う。
代替日は未定です。

3月18日からの再開を目指すが、状況によっては中断期間を延長する。

J2のファジアーノ岡山

3月8日に岡山市のシティライトスタジアムで開催予定だった山口戦などホーム1、アウェー2の計3試合を中止する。

プロ野球

日本野球機構(NPB)は26日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け都内で臨時の12球団代表者会議を開き、3月15日までのオープン戦全72試合を無観客で実施することを決めました。

オープン戦を無観客として行うのは初めてです。

3月20日からの公式戦については予定通り開催する方向で準備を進める方針。

また、29日から3月12日まで行われる春季教育リーグも全試合で無観客とする。

巨人

東京ドームで29日と3月1日に主催するヤクルトとの2試合を無観客で行う。

日本ハム

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、来月2日に札幌市内で開催予定だった、プロ野球 日本ハムの激励会の中止が決まりました。

日本ハムは毎年、シーズン開幕前に札幌市内のホテルで関係者やファンを招き、チームの激励会を開催していて、監督や選手がステージであいさつしたあと、参加者と交流しています。

しかし、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中止を決めたということです。

大相撲

春場所

日本相撲協会は春場所(3月8日初日・エディオンアリーナ大阪)について無観客や中止も選択肢として検討し、3月1日に臨時理事会で最終決定すると決めました。

住吉大社での横綱土俵入り

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本相撲協会は、今月29日に大阪の住吉大社で行われる予定だった白鵬と鶴竜の両横綱による土俵入りを中止することを決めました。

大阪 住吉区にある住吉大社での横綱土俵入りは、春場所の成功と安全を祈願して行われる恒例行事で、毎年2000人以上が訪れています。

ことしは今月29日に白鵬と鶴竜の両横綱が土俵入りを行う予定でしたが、日本相撲協会は、新型コロナウイルスの感染拡大の防止のため中止することを決めました。