日本高野連が3月11日(水)に第92回選抜高校野球大会の中止を決めました。
賛否両論はあると思いますが、各種情報を集め私なりに中止が正解だったかどうか、検証してみました。
センバツの中止が決定される
日本高野連は無観客で開催方針でしたが、一転して開催中止に舵を切りました。
野球を除く高校スポーツは全国大会がすべて中止になっていました。
プロ野球やサッカーJリーグが自粛していく中でも、日本高野連は開催に向け前向きでした。
しかし、10日に首相がイベントの実施自粛の要請をするなど。向かい風ばかりが強まった。
無観客開催や開会式中止を視野に入れて模索して、球児に憧れの舞台でプレーする機会を与えるために講じた苦肉の策をもってしても史上初の大会中止という事態を回避できなかった。
センバツを中止した理由は
日本高野連は中止を決定した理由について
・出場選手の健康、安全が最優先
・関西で先週に比べ各段に感染者が増えた。選手の宿舎があるのは関西の大阪府と兵庫県でこの影響が大きい。
・休校などにより、安全対策や練習実施状況などで、出場校の間で足並みがそろっていない
ことを挙げている。
センバツの中止決定の影響は
・一生に一度かもしれない甲子園出場という高校球児の夢を奪ってしまった。
・開催を信じて練習を続ける出場校にとっては悲劇だ。
・甲子園球場での応援はできないが、テレビでの観戦を楽しみにしていたセンバツファンの楽しみを奪った。
センバツの中止決定は正解だったか?
結論を先に申し上げると、現状では正解だったか?否か?はわかりません。
近い将来、判断できることになると思います。
現状では、賛否両論あり意見は分かれると思います。
センバツ開催支持派の意見とセンバツ中止支持派の意見をあつめてみました。
【センバツ開催支持派の意見】
・高校球児にとって夢舞台なので開催してほしかった。
・専門家の力を借りて管理を徹底するなど、選手のために英知を集めて開催する方向に持っていくべきだった。
・自粛すべきという社会の同調圧力に協調した中止を決めたとすれば残念。
【センバツ中止支持派の意見】
・感染が広がる可能性があり、中止は妥当だったと思う。
・関西圏で感染者が増えていることを踏まえると中止決定はやむを得ない判断。
・万が一、選手が感染した場合、潜伏期間中に地元に持ち帰る恐れがある。
・宿舎での集団生活やチーム単位での移動も感染リスクがある。
出場予定の高校・球児のことを考えれば「開催してほしい」という意見になり、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点に立てば「中止もやむをえない」という意見になるようです。
実際に、無観客で開催してなんら新型コロナウイルスの感染しないかもしれません。
しかし、万一、感染して地元への感染拡大につながった場合には厳しい批判にさらされることになります。
こればかりはやってみないとわからないことです。
だから、「自粛すべき」という社会の流れに同調して「中止」を決定したことは無難な判断といえると思います。
センバツの中止決定で出場校への救済措置は?
「何らかの形で甲子園に来ていただけたら。あるいは甲子園球場の土を踏ませてあげたい。高野連と毎日新聞で検討したい」と高野連会長が述べています。
だから、救済措置の方法ははこれからのようで、未定ということですね。
なんとかして甲子園球場で野球をさせてあげられないものか。なんとかならんか。